公開日:2007/12/13 最終更新日:2015/10/21

JVN#80057925
Apache HTTP Server の mod_imap および mod_imagemap におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

The Apache Software Foundation が提供する Apache HTTP Server の mod_imap および mod_imagemap には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Apache HTTP Server 2.2.6 およびそれ以前
  • Apache HTTP Server 2.0.61 およびそれ以前
  • Apache HTTP Server 1.3.39 およびそれ以前
  • 詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。

詳細情報

The Apache Software Foundation が提供する Apache HTTP Server は、オープンソースのウェブサーバソフトウェアです。Apache HTTP Server の mod_imap および mod_imagemap は、サーバサイドイメージマップ処理を行うためのモジュールです。
Apache HTTP Server の mod_imap および mod_imagemap には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
ベンダが提供する情報をもとにパッチを適用してください。

ワークアラウンドを実施する
イメージマップ機能を使用する場合には、サーバサイドイメージマップ機能を使用せず、クライアントサイドイメージマップ機能を使用してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
キヤノン株式会社 該当製品無し 2008/08/20
センチュリー・システムズ 該当製品無し(調査中) 2007/12/13
富士通株式会社 該当製品あり 2015/10/13
日本電気 該当製品あり 2009/07/08
日立 該当製品あり 2007/12/13

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2007.12.13における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。報告者:HIRT ( Hitachi Incident Response Team )

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2007-5000
JVN iPedia JVNDB-2007-000819

更新履歴

2008/01/17
富士通の JVN#80057925への対応が更新されました。
2008/08/20
キヤノン株式会社の JVN#80057925への対応が更新されました。
2009/01/26
富士通の JVN#80057925への対応が更新されました。
2009/07/08
日本電気の JVN#80057925への対応が更新されました。
2014/10/27
富士通株式会社のベンダステータスが更新されました
2015/10/21
富士通株式会社のベンダステータスが更新されました