公開日:2011/04/06 最終更新日:2011/04/06

JVNVU#107886
ISC DHCP クライアントに任意のコードを実行される脆弱性

概要

ISC DHCP クライアントには、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ISC DHCP version 3.1-ESV-R1 より前のバージョン
  • ISC DHCP version 4.1-ESV-R2 より前のバージョン
  • ISC DHCP version 4.2.1-P1 より前のバージョン

詳細情報

ISC DHCP クライアントには、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

なお、ISC から、以下の脆弱性情報が公開されています。
"ISC dhclient did not strip or escape certain shell meta-characters in responses from the dhcp server (like hostname) before passing the responses on to dhclient-script. Depending on the script and OS, this can result in execution of exploit code on the client."

想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者や配布元が提供する情報をもとに最新版にアップデートしてください。

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#107886
    ISC dhclient vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.04.06における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 Ethernet などローカルセグメント内 (Bluetooth や 802.11 なども含む) からの攻撃が可能
  • 中 - 高
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2011-0997
JVN iPedia