公開日:2011/04/06 最終更新日:2011/04/06

JVNVU#648244
Oracle Solaris 10 に認証情報漏えいの脆弱性

概要

Oracle Solaris 10 には、認証情報が漏えいする脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Oracle Solaris 10

詳細情報

Oracle Solaris 10 の バックアウトパッチには、パスワードハッシュ情報が漏えいする脆弱性が存在します。

想定される影響

パスワードハッシュを取得した第三者によって、root や一般ユーザアカウントの認証情報を推測される可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者の情報をもとに 119254-80 のパッチを適用してください。

ワークアラウンドを実施する

以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • バックアウトパッチの読み取り権限を制限する

ベンダ情報

ベンダ リンク
Oracle Oracle Solaris

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#648244
    Oracle Solaris 10 password hashes leaked through back-out patch files

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.04.06における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 シェルからのシステムログインやリモートデスクトップなどから攻撃が可能
  • 低 - 中
認証レベル システムに正規登録されている一般ユーザのアカウントが必要
  • 低 - 中
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2011-0412
JVN iPedia