公開日:2012/04/03 最終更新日:2012/04/03

JVNVU#834723
TP-Link 8840T の初期設定に問題

概要

TP-Link 8840T には、初期設定でリモート管理機能が有効である問題が存在します。

影響を受けるシステム

  • TP-Link 8840T

詳細情報

ADSL モデム内蔵ルータである TP-Link 8840T には、初期設定でリモート管理機能が有効になっているため、外部から管理画面にアクセスされる可能性があります。

想定される影響

遠隔の第三者によって、当該製品の管理画面にアクセスされ、設定を変更される可能性があります。

対策方法

2012年4月3日現在、対策方法はありません。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • リモート管理機能を無効にする

ベンダ情報

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#834723
    TP-Link 8840T DSL router default remote management vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.04.03における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

分析結果のコメント

初期設定状態での認証情報が公開されているため、認証レベルの評価値を "高" としています。

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia