公開日:2018/10/04 最終更新日:2018/10/04

JVN#00344155
Denbun における複数の脆弱性

概要

株式会社ネオジャパンが提供する Denbun には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2018-0680, CVE-2018-0681, CVE-2018-0682, CVE-2018-0683, CVE-2018-0686, CVE-2018-0687

  • Denbun POP 版 V3.3P R4.0 およびそれ以前
  • Denbun IMAP 版 V3.3I R4.0 およびそれ以前
CVE-2018-0684
  • Denbun POP 版 V3.3P R3.0 およびそれ以前
  • Denbun IMAP 版 V3.3I R3.0 およびそれ以前
CVE-2018-0685
  • Denbun POP 版 V3.3P R4.0 およびそれ以前

詳細情報

株式会社ネオジャパンが提供する Denbun は Web メールシステムです。Denbun には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • ユーザアカウントに関する認証情報がハードコードされている問題 (CWE-798) - CVE-2018-0680
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5
  • 管理設定画面に関する認証情報がハードコードされている問題 (CWE-798) - CVE-2018-0681
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5
  • セッション管理不備の脆弱性 (CWE-639) - CVE-2018-0682
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:N 基本値: 4.8
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:P/I:P/A:N 基本値: 4.0
  • Cookie データの処理に起因するスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性 (CWE-121) - CVE-2018-0683
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5
  • multipart/form-data 形式データの処理に起因するスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性 (CWE-121) - CVE-2018-0684
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5
  • メール検索に関する HTTP リクエストの処理における SQL インジェクションの脆弱性 (CWE-89) - CVE-2018-0685
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 6.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.5
  • 任意の実行ファイルをアップロード可能な脆弱性 (CWE-434) - CVE-2018-0686
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.5
  • HTML メールの表示機能にクロスサイトスクリプティングの脆弱性 (CWE-79) - CVE-2018-0687
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、メールの閲覧や送信、設定変更などが行われる - CVE-2018-0680, CVE-2018-0682
  • 遠隔の第三者によって、管理設定画面にログインされ、メールサーバの設定を変更される - CVE-2018-0681
  • 遠隔の第三者によって、任意のコードを実行されたり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受けたりする - CVE-2018-0683, CVE-2018-0684
  • 当該製品にログインしているユーザによって、任意の SQL 文を実行される - CVE-2018-0685
  • 当該製品にログインしているユーザによって、任意の実行ファイルをアップロードされ実行される - CVE-2018-0686
  • 当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2018-0687

対策方法

CVE-2018-0680, CVE-2018-0681, CVE-2018-0682, CVE-2018-0683, CVE-2018-0684, CVE-2018-0685, CVE-2018-0687 への対応:
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

CVE-2018-0686 への対応:
ワークアラウンドを実施する

  • 当該製品と組み合わせて使う web サーバの設定で、アップロードされたファイルを実行しないよう制限する
詳しくは、製品開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社ネオジャパン 該当製品あり 2018/10/04

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2018-0680
CVE-2018-0681
CVE-2018-0682
CVE-2018-0683
CVE-2018-0684
CVE-2018-0685
CVE-2018-0686
CVE-2018-0687
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