公開日:2025/03/19 最終更新日:2025/03/19

JVN#04278547
ホームゲートウェイHGW-BL1500HMにおける複数の脆弱性

概要

KDDI株式会社が提供するホームゲートウェイHGW-BL1500HMには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • HGW-BL1500HM Ver 002.002.003およびそれ以前のバージョン

詳細情報

KDDI株式会社が提供するホームゲートウェイHGW-BL1500HMには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • ニックネーム登録画面における格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 5.4
    • CVE-2025-27567
  • USBストレージファイル共有機能における格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79
    • CVSS:3.0/AV:P/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 3.6
    • CVE-2025-27574
  • USBストレージファイル共有機能のファイル/フォルダ一覧表示処理におけるパストラバーサル(CWE-22
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値 6.5
    • CVE-2025-27716
  • USBストレージファイル共有機能のファイルアップロード処理におけるパストラバーサル(CWE-22
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 8.8
    • CVE-2025-27718
  • USBストレージファイル共有機能のファイルダウンロード処理におけるパストラバーサル(CWE-22
    • CVSS:3.0/AV:P/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値 2.1
    • CVE-2025-27726
  • USBストレージファイル共有機能のファイル削除処理におけるパストラバーサル(CWE-22
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:H 基本値 8.1
    • CVE-2025-27932

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品のLAN側からのみアクセス可能な設定画面や機能を利用しているユーザーのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2025-27567、CVE-2025-27574)
  • LAN側から当該製品の特定機能への不正アクセスによって、当該製品上のファイルを窃取・改ざんされたり、任意のコードを実行される(CVE-2025-27716、CVE-2025-27718、CVE-2025-27726)
  • 当該デバイス上のファイルを削除されたり、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる(CVE-2025-27932)

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
株式会社KDDIテクノロジー 脆弱性対応について

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:徐 熙星 (ソ・フィソン) 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2025-27567
CVE-2025-27574
CVE-2025-27716
CVE-2025-27718
CVE-2025-27726
CVE-2025-27932
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