公開日:2019/08/15 最終更新日:2021/04/07

JVN#07679150
ApeosWare Management Suite および ApeosWare Management Suite 2 におけるオープンリダイレクトの脆弱性

概要

ApeosWare Management Suite および ApeosWare Management Suite 2 には、オープンリダイレクトの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ApeosWare Management Suite Ver.1.4.0.18 およびそれ以前
  • ApeosWare Management Suite 2 Ver.2.1.2.4 およびそれ以前

詳細情報

富士ゼロックス株式会社が提供する ApeosWare Management Suite および ApeosWare Management Suite 2 は、複合機やプリンターなどの機器を管理し、認証、出力、使用量集計、文書配信を行うソフトウェア製品です。これらのソフトウェア製品には、オープンリダイレクト (CWE-601) の脆弱性が存在します。

想定される影響

細工された URL を通じた当該製品へのログインや、当該製品にログインしている状態での細工された URL へのアクセスによって、任意のウェブサイトにリダイレクトされる可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに、パッチを適用してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
富士ゼロックス株式会社 該当製品あり 2021/04/07 富士ゼロックス株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:N/I:L/A:N
基本値: 4.7
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N
基本値: 4.3
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 東京電機大学大学院 工学研究科 情報通信工学専攻 暗号方式・暗号プロトコル研究室 小林晴貴 氏、東京電機大学 工学部 情報通信工学科 暗号方式・暗号プロトコル研究室 中村 大 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2019-6004
JVN iPedia JVNDB-2019-000052

更新履歴

2021/04/07
富士ゼロックス株式会社のベンダステータスが更新されました