公開日:2017/05/19 最終更新日:2017/05/19

JVN#11326581
定量的プロジェクト管理ツールにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

定量的プロジェクト管理ツール(EPM-X)には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性は JVN#85512750 とは異なる問題です。

影響を受けるシステム

  • 定量的プロジェクト管理ツール(EPM-X)

詳細情報

独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) が提供する定量的プロジェクト管理ツール(EPM-X)には、反射型のクロスサイトスクリプティング (CWE-79) の脆弱性が存在します。

想定される影響

当該製品を使用しているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

定量的プロジェクト管理ツールを使用しない
定量的プロジェクト管理ツールの開発およびサポートは既に終了しています。定量的プロジェクト管理ツールの使用を停止してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) 該当製品あり 2017/05/19 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
基本値: 6.1
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N
基本値: 4.3
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 米山 俊嗣 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-2174
JVN iPedia JVNDB-2017-000097