公開日:2018/11/09 最終更新日:2018/11/09
JVN#15709478
「セキュリティ対策ツール」に対する Windows10 Fall Creators Update向け修正モジュールのインストーラにおける DLL 読み込みに関する脆弱性
西日本電信電話株式会社が提供する「セキュリティ対策ツール」に対する Windows10 Fall Creators Update向け修正モジュールのインストーラには、DLL 読み込みに関する脆弱性が存在します。
- 「セキュリティ対策ツール」に対する Windows10 Fall Creators Update向け修正モジュール
西日本電信電話株式会社が提供する「セキュリティ対策ツール」に対する Windows10 Fall Creators Update向け修正モジュールのインストーラには、DLL を読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定の DLL を読み込んでしまう脆弱性 (CWE-427) が存在します。
インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
Windows10 Fall Creators Update向け修正モジュールを使用しない
開発者によると、Windows10 Fall Creators Update向け修正モジュールは一時的に提供していたものであり、現在は不要であるとのことです。
詳しくは、製品開発者が提供する情報をご確認ください。
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値:
7.8
CVSS v2
AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P
基本値:
6.8
分析結果のコメント
ユーザのシステムを攻撃する目的で作成された DLL ファイルを、攻撃者の意図する場所にユーザが自ら配置することを想定しています。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: キヤノンITソリューションズ株式会社 長谷川 智久 氏
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2018-16177 |
JVN iPedia |
JVNDB-2018-000118 |