公開日:2022/02/08 最終更新日:2022/02/08

JVN#17482543
複数のエレコム製 LAN ルーターにおける複数の脆弱性

概要

複数のエレコム製 LAN ルーターには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2022-21173

  • WRH-300BK3 ファームウェア v1.05 およびそれ以前
  • WRH-300WH3 ファームウェア v1.05 およびそれ以前
  • WRH-300BK3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前
  • WRH-300DR3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前
  • WRH-300LB3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前
  • WRH-300PN3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前
  • WRH-300WH3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前
  • WRH-300YG3-S ファームウェア v1.05 およびそれ以前
CVE-2022-21799
  • WRC-300FEBK-R ファームウェア v1.13 およびそれ以前

詳細情報

エレコム株式会社が提供する複数の LAN ルーターには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • ドキュメント化されていない開発画面が存在する問題 (CWE-912) - CVE-2022-21173
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C 基本値: 8.3
  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2022-21799
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 5.2
    CVSS v2 AV:A/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.9

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 隣接するネットワーク上の第三者によって、任意の OS コマンドを実行される - CVE-2022-21173
  • 当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトが実行される - CVE-2022-21799

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
エレコム株式会社 該当製品あり 2022/02/08 エレコム株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2022-21173
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 米山 俊嗣 氏

CVE-2022-21799
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: RyotaK 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2022-21173
CVE-2022-21799
JVN iPedia JVNDB-2022-000010