公開日:2025/10/24 最終更新日:2025/10/24

JVN#20611740
プリザンターにおける複数の格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

株式会社インプリムが提供するプリザンターには、複数の格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • プリザンター 1.4.20.0およびそれ以前のバージョン
開発者によると、Commnunity EditionおよびEnterprise Editionのいずれも本脆弱性の影響を受けるとのことです。

詳細情報

株式会社インプリムが提供するプリザンターには、次に挙げる複数の格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

  • 添付ファイル項目のプレビュー機能における格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79
    • CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:N/VI:N/VA:N/SC:L/SI:L/SA:N 基本値 5.1
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 6.1
    • CVE-2025-58070
  • 内容、説明項目およびコメント項目における格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79
    • CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:L/UI:A/VC:N/VI:N/VA:N/SC:L/SI:L/SA:N 基本値 4.8
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 5.4
    • CVE-2025-61931

想定される影響

当該製品にログインした状態のユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
本脆弱性はバージョン1.4.21.0で修正されています。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2025-58070
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:日本IBM X-Force Red 白橋 朋弥 氏

CVE-2025-61931
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:三井物産セキュアディレクション株式会社 柳生 航平 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2025-58070
CVE-2025-61931
JVN iPedia JVNDB-2025-000093