公開日:2017/07/07 最終更新日:2017/07/11

JVN#21369452
Lhaz と Lhaz+ のインストーラ、および Lhaz や Lhaz+ で作成された自己解凍書庫ファイルにおける DLL 読み込みに関する脆弱性

概要

Lhaz と Lhaz+ のインストーラ、および Lhaz や Lhaz+ で作成された自己解凍書庫ファイルには、DLL 読み込みに関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Lhaz バージョン 2.4.0 およびそれ以前のバージョンのインストーラ - CVE-2017-2246
  • Lhaz バージョン 2.4.0 およびそれ以前を使用して作成された自己解凍書庫ファイル - CVE-2017-2247
  • Lhaz+ バージョン 3.4.0 およびそれ以前のバージョンのインストーラ - CVE-2017-2248
  • Lhaz+ バージョン 3.4.0 およびそれ以前を使用して作成された自己解凍書庫ファイル - CVE-2017-2249

詳細情報

ちとらsoft が提供する Lhaz および Lhaz+ は、ファイルの圧縮・解凍・閲覧を行うソフトウェアです。Lhaz および Lhaz+ には、次の脆弱性が存在します。

  • インストーラが意図しない DLL を読み込み実行する (CWE-427) - CVE-2017-2246、CVE-2017-2248
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.8
  • 作成された自己解凍書庫ファイルが意図しない DLL を読み込み実行する (CWE-427) - CVE-2017-2247、CVE-2017-2249
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.8

想定される影響

  • インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される - CVE-2017-2246、CVE-2017-2248
  • 自己解凍書庫ファイルを実行している権限で、任意のコードを実行される - CVE-2017-2247、CVE-2017-2249

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
ちとらsoft 該当製品あり 2017/07/07 ちとらsoft の告知ページ

参考情報

  1. Japan Vulnerability Notes JVNTA#91240916
    Windows アプリケーションによる DLL 読み込みやコマンド実行に関する問題

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 橘総合研究所 英利 雅美 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-2246
CVE-2017-2247
CVE-2017-2248
CVE-2017-2249
JVN iPedia JVNDB-2017-000169

更新履歴

2017/07/11
[影響を受けるシステム]を修正しました。