公開日:2015/07/10 最終更新日:2015/07/10
      
        JVN#22546110
        LINE@ における意図しないアプリ内関数が呼び出される脆弱性
              
      
      LINE@ には、中間者攻撃により意図しないアプリ内関数が呼び出される脆弱性が存在します。
- Android 版 LINE@ バージョン 1.0.0
- iOS 版 LINE@ バージョン 1.0.0
LINE株式会社が提供する LINE@ は、コミュニケーションアプリです。LINE@ は、WebView 上の通信の一部で SSL/TLS を使わない HTTP 通信を許可しているため、中間者攻撃により通信内容を改ざんされた場合、意図しないアプリ内関数が呼び出される等の可能性があります。
中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) によって通信内容を改ざんされ、不正な JavaScript コードが実行される可能性があります。結果として、意図しないアプリ内関数が呼び出される可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は次のように述べています:
サーバー側での修正が完了していますが、より安全に利用していただくために、アプリを最新バージョンへ更新するようお願いします。
| ベンダ | リンク | 
| LINE株式会社 | <セキュリティ情報>LINE関連アプリのセキュリティ対策完了に関するお知らせ | 
2015.07.10における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)
| 評価尺度 | 評価値 | 説明 | ||
|---|---|---|---|---|
| 攻撃元区分(AV) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) | ネットワーク経由でリモートから攻撃可能 | 
| 攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 中 (M) | 低 (L) | 攻撃成立に複雑な条件が必要 | 
| 攻撃前の認証要否(Au) | 複数 (M) | 単一 (S) | 不要 (N) | 認証は不要 | 
| 機密性への影響(C) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 一部の情報が漏えいする | 
| 完全性への影響(I) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる | 
| 可用性への影響(A) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | システムの使用が部分的に阻害される | 
Base Score:5.1
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社スプラウト 塩見友規 氏、末房建太 氏、中澤上明 氏
| JPCERT 緊急報告 |  | 
| JPCERT REPORT |  | 
| CERT Advisory |  | 
| CPNI Advisory |  | 
| TRnotes |  | 
| CVE | CVE-2015-2968 | 
| JVN iPedia | JVNDB-2015-000095 | 




























