公開日:2024/07/16 最終更新日:2024/07/16

JVN#25583987
FUJITSU Network Edgiot GW1500におけるパストラバーサルの脆弱性

概要

富士通株式会社が提供するFUJITSU Network Edgiot GW1500(M2M-GW for FENICS)には、パストラバーサルの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • FUJITSU Network Edgiot GW1500(M2M-GW for FENICS)V02L19C01より前のバージョン
なお、本脆弱性は当該製品の構成定義情報が工場出荷状態の場合に影響を受けます。

詳細情報

富士通株式会社が提供するFUJITSU Network Edgiot GW1500(M2M-GW for FENICS) には、パストラバーサル(CWE-22)の脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザークラスの権限で当該製品にログインした攻撃者に細工されたリクエストを送信された場合、本来アクセスできない機微な情報を含むファイルにアクセスされる可能性があります。結果として、当該製品の管理者クラスの権限を取得される可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに、パッチを適用してください。

ワークアラウンドを実施する
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • 当該製品を工場出荷状態にリセットした場合、管理者クラスのパスワードを初期値から変更する

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
富士通株式会社 該当製品あり 2024/07/16

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
基本値: 6.5
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

分析結果のコメント

機微な情報を含むファイルにアクセス可能なことを一次的な影響と評価し、完全性への影響(I)および可用性への影響(A)を「なし (N)」と評価しています。

謝辞

この脆弱性情報は、Eddy HUYNH & Jonathan PAUC from LCIE - BUREAU VERITAS CPSが製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的にJVNでの公表に至りました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-40617
JVN iPedia JVNDB-2024-000071