公開日:2020/02/19 最終更新日:2020/02/19

JVN#25766797
Aterm WF1200CR 、WG1200CR および WG2600HS における複数の OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

Aterm WF1200CR、WG1200CR および WG2600HS には、複数の OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Aterm WF1200CR ファームウェア Ver1.2.1 およびそれ以前
  • Aterm WG1200CR ファームウェア Ver1.2.1 およびそれ以前
  • Aterm WG2600HS ファームウェア Ver1.3.2 およびそれ以前

詳細情報

日本電気株式会社が提供する Aterm WF1200CR、WG1200CR および WG2600HS には、次の複数の OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

  • UPnP 機能における OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2020-5524
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C 基本値: 8.3
  • 管理画面における OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2020-5525
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:C/I:C/A:C 基本値: 7.7

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品の UPnP 機能のインターフェースにアクセス可能なユーザによって、root 権限で任意の OS コマンドを実行される - CVE-2020-5524
  • 当該製品の管理画面にアクセス可能なユーザによって、root 権限で任意の OS コマンドを実行される - CVE-2020-5525

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
日本電気株式会社 該当製品あり 2020/02/19

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 日本電信電話株式会社 藤田 倫太朗 氏、神山 貴幸 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-5524
CVE-2020-5525
JVN iPedia JVNDB-2020-000016