公開日:2017/08/30 最終更新日:2017/08/30
      
        JVN#26115441
        「リモートサポートツール(遠隔サポートツール)」のインストーラにおける DLL 読み込みに関する脆弱性
              
      
      東日本電信電話株式会社(NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が提供する「リモートサポートツール(遠隔サポートツール)」のインストーラには、DLL 読み込みに関する脆弱性が存在します。
- リモートサポートツール(遠隔サポートツール) の平成29年8月10日以前にウェブ上に掲載されていた版すべて
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が提供する「リモートサポートツール(遠隔サポートツール)」のインストーラには、DLL を読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定の DLL を読み込んでしまう脆弱性 (CWE-427) が存在します。
インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
最新のインストーラを使用する
「リモートサポートツール(遠隔サポートツール)」をインストールする際は、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用してください。
本脆弱性の影響を受けるのはインストーラの起動時のみです。2017年8月10日以前にウェブから入手した古い 「リモートサポートツール(遠隔サポートツール)」が保存されている場合は、速やかに削除してください。
詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。
| ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 | ベンダの告知ページ | 
|---|---|---|---|
| 東日本電信電話株式会社 | 該当製品あり | 2017/08/30 | 東日本電信電話株式会社 の告知ページ | 
| 西日本電信電話株式会社 | 該当製品あり | 2017/08/30 | 西日本電信電話株式会社 の告知ページ | 
              CVSS v3
              CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
              
                
            
            
                  基本値:
                  7.8
                
                
              | 攻撃元区分(AV) | 物理 (P) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) | 
|---|---|---|---|---|
| 攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 低 (L) | ||
| 必要な特権レベル(PR) | 高 (H) | 低 (L) | 不要 (N) | |
| ユーザ関与レベル(UI) | 要 (R) | 不要 (N) | ||
| スコープ(S) | 変更なし (U) | 変更あり (C) | ||
| 機密性への影響(C) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
| 完全性への影響(I) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
| 可用性への影響(A) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | 
                CVSS v2
                AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P
                
                  
              
              
                    基本値:
                    6.8
                  
                  
                | 攻撃元区分(AV) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) | 
|---|---|---|---|
| 攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 中 (M) | 低 (L) | 
| 攻撃前の認証要否(Au) | 複数 (M) | 単一 (S) | 不要 (N) | 
| 機密性への影響(C) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 
| 完全性への影響(I) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 
| 可用性への影響(A) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 
分析結果のコメント
ユーザのシステムを攻撃する目的で作成された DLL ファイルを、攻撃者の意図する場所にユーザが自ら配置することを想定しています。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 橘総合研究所 英利 雅美 氏
| JPCERT 緊急報告 | |
| JPCERT REPORT | |
| CERT Advisory | |
| CPNI Advisory | |
| TRnotes | |
| CVE | CVE-2017-10829 | 
| JVN iPedia | JVNDB-2017-000211 | 




























