公開日:2007/07/20 最終更新日:2007/07/20

JVN#34058672
Nessus のレポート出力機能において任意のスクリプトが実行される脆弱性

概要

Nessus には、検査結果のレポートを HTML ファイルとして出力する機能があります。このレポートを出力する際の処理が不適切なため、出力された HTML ファイルを閲覧した際に、任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Nessus 3.0.5 Windows およびそれ以前

詳しくは、ベンダの提供する情報をご確認ください。

詳細情報

Tenable Network Security, Inc. が提供する脆弱性スキャナである Nessus には、検査結果のレポートを HTML ファイルとして出力する機能があります。このレポートを出力する際の処理が不適切なため、出力された HTML ファイルを閲覧した際に、任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

想定される影響

HTML ファイルとして出力された検査結果のレポートを閲覧した際に、ユーザのブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
ベンダの提供する最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Tenable Network Security, Inc. Nessus 3.0.6 released

参考情報

  1. IPA
    「Nessus」のレポート出力機能において任意のスクリプトが実行される脆弱性

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2007.07.20における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 設定の変更など、積極的なユーザ動作が必要
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: 株式会社セキュアスカイ・テクノロジー 福森 大喜 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia