公開日:2022/11/16 最終更新日:2022/11/16

JVN#37014768
Movable Type における複数の脆弱性

概要

シックス・アパート株式会社が提供する Movable Type には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2022-45113、CVE-2022-45122

  • Movable Type 7 r.5301 およびそれ以前 (Movable Type 7系)
  • Movable Type Advanced 7 r.5301 およびそれ以前 (Movable Type Advanced 7系)
  • Movable Type 6.8.7 およびそれ以前 (Movable Type 6系)
  • Movable Type Advanced 6.8.7 およびそれ以前 (Movable Type Advanced 6系)
  • Movable Type Premium 1.53 およびそれ以前
  • Movable Type Premium Advanced 1.53 およびそれ以前
CVE-2022-43660
  • Movable Type 7 r.5301 およびそれ以前 (Movable Type 7系)
  • Movable Type Advanced 7 r.5301 およびそれ以前 (Movable Type Advanced 7系)
  • Movable Type Premium 1.53 およびそれ以前
  • Movable Type Premium Advanced 1.53 およびそれ以前

詳細情報

シックス・アパート株式会社が提供する Movable Type には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 入力値に対する不適切な構文検証 (CWE-1286) - CVE-2022-45113
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.7
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.3
  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2022-45122
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6
  • コードインジェクション (CWE-97) - CVE-2022-43660
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.2
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 4.6

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 細工された URL にアクセスすることで、当該製品のパスワードリセット画面の特定箇所に不正な URL へのリンクを設定される - CVE-2022-45113
  • 当該製品の管理画面にサインイン後、細工された URL にアクセスすることで、Web ブラウザ上で任意のスクリプトを実行される - CVE-2022-45122
  • 当該製品のコンテンツフィールドの編集権限を持つユーザによって任意の Perl スクリプトを実行されたり、Perl スクリプトを介して任意の OS コマンドを実行されたりする - CVE-2022-43660

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

  • Movable Type 7 r.5401 (Movable Type 7系)
  • Movable Type Advanced 7 r.5401 (Movable Type Advanced 7系)
  • Movable Type 6.8.8 (Movable Type 6系)
  • Movable Type Advanced 6.8.8 (Movable Type Advanced 6系)
  • Movable Type Premium 1.54
  • Movable Type Premium Advanced 1.54

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
シックス・アパート株式会社 該当製品あり 2022/11/16 シックス・アパート株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2022-45113, CVE-2022-45122
これらの脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ブロードバンドセキュリティ 志賀 拓馬 氏

CVE-2022-43660
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2022-45113
CVE-2022-45122
CVE-2022-43660
JVN iPedia JVNDB-2022-000090