公開日:2025/08/08 最終更新日:2025/08/08

JVN#39636188
ムービット製Powered BLUE 870における複数の脆弱性

概要

株式会社ムービットが提供するPowered BLUE 870には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Powered BLUE 870 バージョン 0.20130927およびそれ以前

詳細情報

株式会社ムービットが提供するPowered BLUE 870には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • OSコマンドインジェクション(CWE-78
    • CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:L/UI:N/VC:L/VI:L/VA:L/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 5.3
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値 6.3
    • CVE-2025-54958
  • パストラバーサル(CWE-22
    • CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:L/UI:N/VC:L/VI:N/VA:N/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 5.3
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値 4.3
    • CVE-2025-54959

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該システムにログイン可能なユーザにより、任意のOSコマンドを実行される(CVE-2025-54958)
  • 当該システムにログイン可能なユーザにより、システム上の任意のファイルを取得される(CVE-2025-54959)

対策方法

旧製品の使用を停止する、後継製品に移行する
開発者によると、当該製品はサポートを終了しているとのことです。
該当製品の使用停止および後継製品Powered BLUE 890への移行が推奨されています。

ベンダ情報

ベンダ リンク
株式会社ムービット Powered BLUE 890

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2025-54958
この脆弱性情報は情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社サイバーディフェンス研究所 坂井 祐介 氏

CVE-2025-54959
この脆弱性情報は情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社サイバーディフェンス研究所 堀越 聡史 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2025-54958
CVE-2025-54959
JVN iPedia JVNDB-2025-000057