公開日:2016/12/02 最終更新日:2016/12/02

JVN#40613060
WNC01WH における複数の脆弱性

概要

株式会社バッファローが提供する WNC01WH には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • WNC01WH ファームウェア バージョン 1.0.0.8 およびそれ以前

詳細情報

株式会社バッファローが提供する WNC01WH は、ネットワークカメラです。WNC01WH には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • サービス運用妨害 (DoS) - CVE-2016-7821
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H 基本値: 6.5
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:N/A:C 基本値: 5.4
  • クロスサイトリクエストフォージェリ (CWE-352) - CVE-2016-7822
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:L/A:N 基本値: 7.1
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:P/I:P/A:N 基本値: 4.0
  • 格納型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2016-7823
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.7
  • デバッグオプションの有効化 - CVE-2016-7824
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.7
  • コマンドの処理に起因するディレクトリトラバーサル (CWE-22) - CVE-2016-7825
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:H/PR:H/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 2.0
    CVSS v2 AV:A/AC:H/Au:S/C:P/I:N/A:N 基本値: 1.4
  • POST リクエストの処理に起因するディレクトリトラバーサル (CWE-22) - CVE-2016-7826
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:H 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:N/I:P/A:C 基本値: 6.2

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品にログインした状態のユーザが、細工されたページにアクセスした場合、当該製品の管理画面にアクセスできなくなる - CVE-2016-7821
  • 当該製品にログインした状態のユーザが、細工されたページにアクセスした場合、ユーザの意図しない任意の操作を実行される - CVE-2016-7822
  • 当該製品にログインした状態のユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2016-7823
  • 当該製品の管理画面にアクセス可能なユーザによって、デバッグオプションを有効化される - CVE-2016-7824
  • 当該製品の管理画面にアクセス可能なユーザによって、当該製品上の任意のファイルを取得される - CVE-2016-7825
  • 当該製品の管理画面にアクセス可能なユーザによって、当該製品上の任意のファイルを削除される - CVE-2016-7826

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社バッファロー 該当製品あり 2016/12/02 株式会社バッファロー の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 米山 俊嗣 氏