公開日:2021/03/12 最終更新日:2021/03/12

JVN#47497535
株式会社エム・システム技研製 DL8 における複数の脆弱性

概要

株式会社エム・システム技研が提供する DL8 には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • タイプA (DL8-A) Ver3.0 より前のバージョン
  • タイプB (DL8-B) Ver3.0 より前のバージョン
  • タイプC (DL8-C) Ver3.0 より前のバージョン
  • タイプD (DL8-D) Ver3.0 より前のバージョン
  • タイプE (DL8-E) Ver3.0 より前のバージョン

詳細情報

株式会社エム・システム技研が提供する DL8 には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • サービス運用妨害 (CWE-400) - CVE-2021-20675
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H 基本値: 6.5
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:N/I:N/A:C 基本値: 6.8
  • アクセス制限不備 (CWE-284) - CVE-2021-20676
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.0

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品の簡易Webインタフェースにログイン可能なユーザによって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける - CVE-2021-20675
  • 当該製品の簡易Webインタフェースにログイン可能なユーザによって、本来操作権限のない操作を実行される - CVE-2021-20676

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
株式会社エム・システム技研 DL8Updater:データマル ファームウェアアップデータ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2021-20675
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 横浜国立大学 佐々木貴之 氏、吉岡克成 氏

CVE-2021-20676
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 横浜国立大学 佐々木貴之 氏、岡田晃市郎 氏、吉岡克成 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2021-20675
CVE-2021-20676
JVN iPedia JVNDB-2021-000021