公開日:2015/12/25 最終更新日:2015/12/25

JVN#51250073
CG-WLNCM4G がオープンリゾルバとして機能してしまう問題

概要

CG-WLNCM4G には、オープンリゾルバとして機能してしまう問題が存在します。

影響を受けるシステム

  • CG-WLNCM4G

詳細情報

株式会社コレガが提供する CG-WLNCM4G は、ネットワークカメラです。CG-WLNCM4G には、オープンリゾルバとして機能してしまう問題が存在します。

想定される影響

ユーザが気付かないうちに、当該製品が DNS リフレクター攻撃に悪用され、DDoS 攻撃に加担してしまう可能性があります。

対策方法

CG-WLNCM4G を使用しない
2015年12月25日現在、本問題の対策方法はありません。
開発者が提供する情報をもとに、CG-WLNCM4G の使用を停止してください。

なお、開発者は次の製品で本問題の影響を受けないことを確認しているとのことです。

  • CG-NCBU031A
  • CG-NCVD031A
  • CG-NCDO011A
  • CG-NCPFE011A
  • CG-NCPVD032A
ワークアラウンドを実施する
次のワークアラウンドを実施することで、本問題の影響を軽減することが可能です。
  • ルータの機能などを使用して、当該製品と外部ネットワークの接続を制限する

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:N/I:N/A:L
基本値: 5.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P
基本値: 5.0
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 東京大学 笹部哲郎 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2015-7794
JVN iPedia JVNDB-2015-000203