公開日:2017/05/11 最終更新日:2017/05/11

JVN#51978169
SOY CMS のインストーラにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

SOY CMS のインストーラには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • SOY CMS インストーラ付き Ver.1.8.12 およびそれ以前

詳細情報

株式会社日本情報化農業研究所が提供する SOY CMS は、コンテンツ管理システム (CMS) です。SOY CMS のインストーラには、パラメータの処理に起因する、クロスサイトスクリプティング (CWE-79) の脆弱性が存在します。

想定される影響

細工されたページにアクセスしたユーザが、SOY CMS のインストーラに誘導され、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者によると、当該製品インストール完了後に、インストーラの削除を推奨しているとのことです。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社日本情報化農業研究所 該当製品あり 2017/05/11 株式会社日本情報化農業研究所 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
基本値: 6.1
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N
基本値: 4.3
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション 小河哲之 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-2164
JVN iPedia JVNDB-2017-000079