公開日:2016/05/24 最終更新日:2016/05/24

JVN#56167268
HumHub におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

HumHub には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • HumHub 0.20.0-beta.1 から 0.20.1 まで
  • HumHub 1.0.0-beta.1 から 1.0.0-beta.2 まで

詳細情報

HumHub は、SNS 構築ソフトウェアです。HumHub には、格納型のクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

開発者によると、本脆弱性はバージョン 1.0.0-beta.3 で修正されているとのことです。

ベンダ情報

ベンダ リンク
HumHub Release 1.0.0-beta.3

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
基本値: 5.4
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:N/I:P/A:N
基本値: 4.0
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所 永岡 悟 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2016-1229
JVN iPedia JVNDB-2016-000068