公開日:2011/06/15 最終更新日:2011/06/15

JVN#5D1D3E36
Windows の VBScript 実装における情報漏えいの脆弱性

概要

Windows の VBScript 実装には、情報漏えいの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Windows XP SP1 およびそれ以前
  • Windows 2000 Service Pack 4 およびそれ以前

詳細情報

Internet Explorer 上で VBScript を利用して画像ファイルを呼び出すことで、ローカルにある特定ファイルの有無を確認できる脆弱性が存在します。

想定される影響

他の脆弱性による攻撃を行う前段階として、遠隔の第三者によって特定ファイルの有無を確認される可能性があります。

対策方法

アップグレードする
開発者が提供する情報をもとに、Windows をアップグレード、または Service Pack を適用してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
マイクロソフト株式会社 該当製品あり 2011/06/15

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2011/06/15 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.06.15における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia JVNDB-2011-000036