公開日:2022/05/10 最終更新日:2022/05/10

JVN#60801132
GENEREX SYSTEMS 製 RCCMD におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

GENEREX SYSTEMS 製 RCCMD には、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • RCCMD 4.26 およびそれ以前

詳細情報

GENEREX SYSTEMS Computervertriebsgesellschaft mbH が提供する RCCMD には、ディレクトリトラバーサル (CWE-22) の脆弱性が存在します。

想定される影響

第三者によって、サーバ上の任意のファイルを閲覧されたり改ざんされたりする可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、アップデートしてください。
開発者によると、2021年秋にリリースした次のバージョンにおいて、本脆弱性を修正しているとのことです。

  • RCCMD 4.28

ベンダ情報

ベンダ リンク
GENEREX SYSTEMS Computervertriebsgesellschaft mbH Download Center - RCCMD | Generex

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.2
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P
基本値: 6.5
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所 松隈 大樹 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2022-26041
JVN iPedia JVNDB-2022-000031