公開日:2023/03/17 最終更新日:2023/03/17

JVN#62420378
TP-Link 製 T2600G-28SQ における脆弱な SSH ホスト鍵使用

概要

TP-Link が提供する T2600G-28SQ には、脆弱な SSH ホスト鍵が使用されています。

影響を受けるシステム

  • T2600G-28SQ「T2600G-28SQ(UN)_V1_1.0.6 Build 20230227」より前のファームウェア

詳細情報

TP-LINK が提供するレイヤ 2 スイッチ T2600G-28SQ には、脆弱な SSH ホスト鍵が使用されています(CWE-1391)。

想定される影響

当該製品の管理者が偽デバイスに接続させられることで、当該製品に接続する際の認証情報を取得される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
ティーピーリンクジャパン株式会社 T2600G-28SQ のコンテンツ | TP-Link 日本

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
基本値: 5.3
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:A/AC:H/Au:N/C:C/I:N/A:N
基本値: 4.6
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

分析結果のコメント

当該機器の管理者アカウントの認証情報を取得されることから、機密性への影響を高 (H) / 全面的 (C) と評価しています。

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ベリサーブ 長谷川 邦幸 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2023-28368
JVN iPedia JVNDB-2023-000025