公開日:2026/07/16 最終更新日:2026/07/16

JVN#65294474
Tera TermのTTSSH2プラグインにおける複数の脆弱性

概要

TeraTerm Projectが提供するTera TermのTTSSH2プラグインには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • TTSSH2 1.00 alpha1から3.6.1
影響を受けるTTSSH2プラグインを含むTera Termのバージョンに関しては、開発者が提供する情報を確認してください。

詳細情報

TeraTerm Projectが提供するTera TermのTTSSH2プラグインには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 符号無し整数から符号付き整数への変換エラー(CWE-196
    • CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:L/VI:L/VA:L/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 5.1
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値 6.3
    • CVE-2026-58317
  • 長さパラメータの不整合に対する不適切な処理(CWE-130
    • CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:L/VI:L/VA:L/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 5.1
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値 6.3
    • CVE-2026-60060

想定される影響

攻撃者が用意したサーバにSSH接続を試みた際に、以下の事象が生じる可能性があります。

  • メモリ境界外読み取りにより、隣接するメモリ領域のデータが受信パケットの一部として解釈される
  • メモリ領域外に書き込みが行われる。ただし、書き込まれる内容は攻撃者が任意に制御できるものではなく、一時的な '\0' の書き込みおよび元の値の書き戻しに限られる
結果として、隣接するメモリ内容がサーバに送信されたり、Tera Term が予期しない動作をしたり異常終了が引き起こされたりするおそれがあります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、Tera Term 5系の最新版へアップデートしてください。
本脆弱性は、次のバージョンで修正されています。

  • TTSSH2 3.6.2(Tera Term 5.6.2)

ベンダ情報

ベンダ リンク
TeraTerm Project TTSSH2 のメモリ境界外アクセスの脆弱性

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2026-58317
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:中村行宏 氏

CVE-2026-60060
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2026-58317
CVE-2026-60060
JVN iPedia JVNDB-2026-000099