公開日:2021/05/14 最終更新日:2021/05/14

JVN#71263107
Cisco Small Business Series Wireless Access Points における複数の脆弱性

概要

Cisco Small Business Series Wireless Access Points には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • WAP125 Wireless-AC Dual Band Desktop Access Point with PoE 1.0.3.1 およびそれ以前
  • WAP131 Wireless-N Dual Radio Access Point with PoE 1.0.2.17 およびそれ以前
  • WAP150 Wireless-AC/N Dual Radio Access Point with PoE 1.1.2.4 およびそれ以前
  • WAP351 Wireless-N Dual Radio Access Point with 5-Port Switch 1.0.2.17 およびそれ以前
  • WAP361 Wireless-AC/N Dual Radio Wall Plate Access Point with PoE 1.1.2.4 およびそれ以前
  • WAP581 Wireless-AC Dual Radio Wave 2 Access Point with 2.5GbE LAN 1.0.3.1 およびそれ以前
開発者によると、WAP131 Wireless-N Dual Radio Access Point with PoE および WAP351 Wireless-N Dual Radio Access Point with 5-Port Switch は既にサポート終了 (End-of-Life, EOL) とのことです。詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。

詳細情報

Cisco Systems, Inc. が提供する Cisco Small Business Series Wireless Access Points には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • アクセス制限不備 (CWE-284) - CVE-2021-1400
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:C/I:C/A:C 基本値: 9.0
  • コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2021-1401
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:L/A:N 基本値: 5.5
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:S/C:C/I:P/A:N 基本値: 7.0

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、当該製品にアクセス可能な第三者によって、細工された HTTP リクエストを当該製品のウェブ管理画面のインターフェースに送信されることで、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 管理者を含む別のユーザになりすまされる - CVE-2021-1400
  • 当該製品の管理者権限で任意のコマンドを実行される - CVE-2021-1401

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 今井志有人 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2021-1400
CVE-2021-1401
JVN iPedia JVNDB-2021-000038