公開日:2016/10/07 最終更新日:2016/10/07

JVN#80157683
SetucoCMS における複数の脆弱性

概要

SetucoCMS には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • SetucoCMS

詳細情報

SetucoCMSプロジェクトが提供する SetucoCMS は、コンテンツ管理システム (CMS) です。SetucoCMS には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • クロスサイトリクエストフォージェリ - CVE-2016-4891
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:N 基本値: 5.4
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:P/I:P/A:N 基本値: 4.0
  • クロスサイトスクリプティング - CVE-2016-4892
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.3
  • SQL インジェクション - CVE-2016-4893
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 6.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.5
  • サービス運用妨害 (DoS) - CVE-2016-4894
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:L 基本値: 5.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P 基本値: 5.0
  • コードインジェクション - CVE-2016-4895
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 6.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.5
  • セッション管理不備 - CVE-2016-4896
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:N 基本値: 4.2
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:P/I:P/A:N 基本値: 4.0

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 設定変更など、ユーザの意図しない操作を実行される - CVE-2016-4891
  • ユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2016-4892
  • 任意の SQL 文を実行される - CVE-2016-4893
  • サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける - CVE-2016-4894
  • 任意のコードを実行される - CVE-2016-4895
  • 情報が漏えいしたり、情報を改ざんされたりする - CVE-2016-4896

対策方法

SetucoCMS を使用しない
SetucoCMS の開発およびサポートは終了しています。
SetucoCMS の使用を停止してください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
SetucoCMSプロジェクト 【開発終了】SetucoCMS (セツコシーエムエス) - OSDN

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

CVE-2016-4891, CVE-2016-4892
報告者: 馬場 将次 氏、三井物産セキュアディレクション 小河 哲之 氏

CVE-2016-4893, CVE-2016-4894, CVE-2016-4895
報告者: 馬場 将次 氏

CVE-2016-4896
報告者: 三井物産セキュアディレクション 小河 哲之 氏