公開日:2024/07/09 最終更新日:2024/07/09

JVN#81442045
複数のWebmin製品における複数の脆弱性

概要

Webminが提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2024-36450

  • Webmin 1.910より前のバージョン
CVE-2024-36453
  • Webmin 1.970より前のバージョン
  • Usermin 1.820より前のバージョン
CVE-2024-36451、CVE-2024-36452
  • Webmin 2.003より前のバージョン

詳細情報

Webminが提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • sysinfo.cgiにクロスサイトスクリプティング(CWE-79
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 6.1
    • CVE-2024-36450
  • session_login.cgiにクロスサイトスクリプティング(CWE-79
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 6.1
    • CVE-2024-36453
  • ajaxtermモジュールに不十分な許可や権限の不適切な取扱い(CWE-280
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 8.8
    • CVE-2024-36451
  • ajaxtermモジュールにクロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値 3.1
    • CVE-2024-36452

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品を使用しているサイトにアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2024-36450、CVE-2024-36453)
  • 権限を持たないユーザによって、コンソールセッションを乗っ取られる(CVE-2024-36451)
  • 当該製品にログインした状態のユーザが、細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる(CVE-2024-36452)

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Webmin Webmin
Usermin

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2024-36450、CVE-2024-36451、CVE-2024-36452
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:三井物産セキュアディレクション株式会社 米山 俊嗣 氏

CVE-2024-36453
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:株式会社STNet 森山 響 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-36450
CVE-2024-36451
CVE-2024-36452
CVE-2024-36453
JVN iPedia JVNDB-2024-000059