公開日:2024/09/24 最終更新日:2024/09/24

JVN#81966868
プラネックス製ネットワーク機器における複数の脆弱性

概要

プラネックスコミュニケーションズ株式会社が提供するルーターおよびネットワークカメラには、脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2024-45372

  • MZK-DP300N ファームウェアバージョン 1.04およびそれ以前
CVE-2024-45836
  • CS-QR10 すべてのファームウェアバージョン
  • CS-QR20 すべてのファームウェアバージョン
  • CS-QR22 すべてのファームウェアバージョン
  • CS-QR220 すべてのファームウェアバージョン
  • CS-QR300 すべてのファームウェアバージョン

詳細情報

プラネックスコミュニケーションズ株式会社が提供するルーターおよびネットワークカメラには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • クロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:H/A:L 基本値 7.1
    • CVE-2024-45372
  • ウェブ管理画面におけるクロスサイトスクリプティング(CWE-79
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 6.1
    • CVE-2024-45836

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品のウェブ管理画⾯にログインした状態のユーザが、細⼯されたページにアクセスした場合、パスワード等の設定を変更させられる(CVE-2024-45372)
  • 当該製品にログインしたユーザが特定のファイルにアクセスすると、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実⾏される(CVE-2024-45836)

対策方法

CVE-2024-45372
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

CVE-2024-45836
ウェブ設定画面を使用しない、もしくは製品の使用を停止し代替製品に移行する
開発者によると、ウェブ設定画面はサポート対象外の機能であるため使用しない、もしくは当該製品のサポートは終了しているため、製品の使用を停止し代替製品への移行を推奨するとのことです。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
プラネックスコミュニケーションズ株式会社 該当製品あり 2024/09/24 プラネックスコミュニケーションズ株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2024-45372
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 石井 健太郎 氏

CVE-2024-45836
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:横浜国立大学 本多凌大 氏、竹内謙仁 氏、上園大智 氏、櫛引淳之介 氏、九鬼琉 氏、佐々木貴之 氏、吉岡克成 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-45372
CVE-2024-45836
JVN iPedia JVNDB-2024-000101