公開日:2020/10/05 最終更新日:2020/10/05

JVN#82892096
複数のエレコム製 LAN ルーターにおける OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

複数のエレコム製 LAN ルーターには、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • WRC-2533GST2 ファームウェア v1.14 より前のバージョン
  • WRC-1900GST2 ファームウェア v1.14 より前のバージョン
  • WRC-1750GST2 ファームウェア v1.14 より前のバージョン
  • WRC-1167GST2 ファームウェア v1.10 より前のバージョン

詳細情報

エレコム株式会社が提供する複数の LAN ルーターには、OS コマンドインジェクション (CWE-78) の脆弱性が存在します。

想定される影響

当該製品の管理画面にアクセス可能な第三者によって、root 権限で任意の OS コマンドを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
エレコム株式会社 該当製品あり 2020/10/05 エレコム株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 8.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P
基本値: 5.8
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ゼロゼロワン 佐藤勝彦(goroh_kun) 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-5634
JVN iPedia JVNDB-2020-000067