公開日:2018/08/07 最終更新日:2018/08/07

JVN#83701666
アイ・オー・データ機器製の複数のネットワークカメラ製品に複数の脆弱性

概要

株式会社アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • TS-WRLP ファームウェア Ver.1.09.04 およびそれ以前
  • TS-WRLA ファームウェア Ver.1.09.04 およびそれ以前
  • TS-WRLP/E ファームウェア Ver.1.09.04 およびそれ以前

詳細情報

株式会社アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 認可・権限・アクセス制御 (CWE-264) - CVE-2018-0661
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 6.3
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8
  • データの信頼性についての不十分な検証 (CWE-345) - CVE-2018-0662
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:P/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:L/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 4.6
  • 認証情報がハードコードされている問題 (CWE-798) - CVE-2018-0663
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 4.7
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.0

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 隣接ネットワーク圏内からアクセスできる第三者により特定のディレクトリにファイルを配置され、結果として OS コマンドや任意のコードを実行される - CVE-2018-0661
  • 認証情報を含む情報の漏えいや改ざんが行われる - CVE-2018-0661
  • 当該製品に物理的にアクセス可能な第三者により悪意のあるファイルを製品内に配置され、結果として任意のコードを実行される - CVE-2018-0662
  • 遠隔の第三者により任意の OS コマンドを実行される  - CVE-2018-0663

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社アイ・オー・データ機器 該当製品あり 2018/08/07 株式会社アイ・オー・データ機器 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

CVE-2018-0661
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 国分裕 氏, 米山俊嗣 氏, 一ノ瀬 太樹 氏

CVE-2018-0662
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 一ノ瀬 太樹 氏

CVE-2018-0663
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 国分裕 氏, 一ノ瀬 太樹 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2018-0661
CVE-2018-0662
CVE-2018-0663
JVN iPedia JVNDB-2018-000089