公開日:2012/11/30 最終更新日:2012/11/30

JVN#83907168
複数の京セラ製携帯端末におけるメール受信時に再起動する問題

概要

京セラ株式会社の提供する複数の携帯端末には、通常とは異なるフォーマットで作成されたメールを受信した場合、携帯端末が再起動する問題が存在します。

影響を受けるシステム

  • AH-K3001V
  • AH-K3002V
  • WX300K
  • WX310K
  • WX320K
  • WX320KR

詳細情報

京セラ株式会社の提供する複数の携帯端末には、通常とは異なるフォーマットで作成されたメールを受信した場合、携帯端末が再起動する問題が存在します。
本現象が発生した場合、メールを受信しようとすると、メールの受信が完了する前に必ず再起動します。

想定される影響

通常とは異なるフォーマットで作成されたメールを受信すると、必ず携帯端末が再起動することから、メールの受信ができない状態となります。

対策方法

問題のメールを削除する
問題のメールを削除することで、携帯端末の再起動やメールの受信ができない状態から回復することが可能です。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
京セラ株式会社 該当製品あり 2012/11/30

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.11.30における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 清水 理史 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-5174
JVN iPedia JVNDB-2012-000105