公開日:2014/03/18 最終更新日:2014/03/18

JVN#89260331
spモードメールにおいて Java メソッドが実行される脆弱性

概要

株式会社NTTドコモが提供する spモードメールには、 Java メソッドが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Android 4.0.X およびそれ以前向け spモードメール rev.5900 から rev.6300 まで
  • Android 4.1 およびそれ以降向け spモードメール rev.6000(初版) から rev.6620 まで

詳細情報

株式会社NTTドコモが提供する spモードメールには、デコメ絵文字 POP の処理に問題があり、spモードメールの権限で実行可能な任意の Java メソッドが実行される脆弱性が存在します。

想定される影響

細工されたメールを開くことで、spモードメールの権限で実行可能な任意の Java メソッドを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 該当製品あり 2014/03/18

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.03.18における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

分析結果のコメント

細工されたメールを受信し、ユーザが閲覧することを想定しています。

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 徳田裕典 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-1979
JVN iPedia JVNDB-2014-000029