公開日:2014/12/09 最終更新日:2014/12/09

JVN#89613370
i-HTTPD におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

i-HTTPD には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性は JVN#87910097 とは異なる問題です。

影響を受けるシステム

  • i-HTTPD

詳細情報

i-HTTPD は、Windows 用の Web サーバです。i-HTTPD には、ディレクトリインデックスの生成処理に起因するクロスサイトスクリプティングの脆弱性 (CWE-79) が存在します。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

i-HTTPD を使用しない
i-HTTPD の開発および配布は既に終了しています。i-HTTPD の使用を停止してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
ULTRAPOP.JP 該当製品あり 2014/12/09

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2014/12/09 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.12.09における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に何らかの条件が必要
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報は漏えいしない
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用は阻害されない

Base Score:4.3

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: webappsec.jp ヤマガタ 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-7261
JVN iPedia JVNDB-2014-000144