公開日:2020/12/15 最終更新日:2020/12/15

JVN#94169589
GROWI における複数の脆弱性

概要

GROWI には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • GROWI v4.2.3 よりも前のバージョン (v4.2系)
  • GROWI v4.1.12 よりも前のバージョン (v4.1系)
  • GROWI v3系およびそれ以前のバージョン

詳細情報

株式会社WESEEK が提供する GROWI には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 入力値の検証不備に起因するサービス運用妨害 (DoS) (CWE-400) - CVE-2020-5682
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:L 基本値: 5.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P 基本値: 5.0
  • アップロードファイルの検証不備に起因するディレクトリトラバーサル (CWE-22) - CVE-2020-5683
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける - CVE-2020-5682
  • 第三者によって細工されたファイルを当該製品のユーザがアップロードした場合、データが改ざんされる - CVE-2020-5683

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

なお開発者によると、v3系およびそれ以前のバージョンはすでにサポートを終了しており対策版をリリースしないため、v4.2系へのバージョンアップを推奨するとのことです。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社WESEEK 該当製品あり 2020/12/15

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVE-2020-5682
報告者: 情報科学専門学校 / 株式会社 Flatt Security 齋藤徳秀 氏
CVE-2020-5683
報告者: 株式会社サイバーエージェント 高橋大輔 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-5682
CVE-2020-5683
JVN iPedia JVNDB-2020-000085