公開日:2011/08/12 最終更新日:2011/08/16

JVN#96E584EB
Internet Explorer におけるウィンドウ偽装の脆弱性

概要

Internet Explorer には、ウィンドウの表示を偽装される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Internet Explorer 6 およびそれ以前のバージョン

詳細情報

Internet Explorer にはウィンドウの描画処理に問題があり、ウィンドウの表示を偽装することが可能な脆弱性が存在します。

想定される影響

例えば、ウィンドウ内のアドレスバーを偽装することで、フィッシング詐欺などに使用される可能性があります。

対策方法

アップグレードする
開発者が提供する情報をもとに、製品を最新版にアップグレードしてください。

なお、開発者から、フィッシング詐欺に備えるための情報が公開されています。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
マイクロソフト株式会社 該当製品あり 2011/08/12 マイクロソフト株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2011/08/12 となりました。 迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.08.12における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 星屑|スターダスト 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia JVNDB-2011-000061

更新履歴

2011/08/16
謝辞情報を更新しました。