公開日:2012/07/18 最終更新日:2012/07/18

JVNVU#118913
Oracle Outside In に任意のコードが実行される脆弱性

概要

Oracle Outside In には、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

以下のバージョンの Oracle Outside In を使用しているアプリケーションが、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。

  • Oracle Outside In Technology 8.3.7.77 およびそれ以前
詳しくは、各開発者が提供する情報をご確認ください。

詳細情報

Oracle Outside In は、500 以上のファイル形式をデコードするためのライブラリです。Oracle Outside In には、複数の形式のファイル解析処理に脆弱性が存在します。

想定される影響

細工されたファイルを Oracle Outside In が処理した際に、ユーザの権限で任意のコードが実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
Oracle Outside In を実装しているアプリケーションの開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を適用する
  • Data Execution Prevention (DEP) を有効にする

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#118913
    Oracle Outside In contains multiple exploitable vulnerabilities

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia