公開日:2008/04/09 最終更新日:2008/08/25

JVNVU#155563
Microsoft Office Project において任意のコードが実行可能な脆弱性
緊急

概要

Microsoft Office Project には、遠隔の第三者により細工されたファイルを処理する際に任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Microsoft Project 2000 Service Release 1
  • Microsoft Project 2002 Service Pack 1
  • Microsoft Office Project 2003 Service Pack 2

詳細情報

Microsoft Office Project には、遠隔の第三者により細工されたファイルを処理する際に任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

Microsoft Security Bulletin MS08-018の説明によるとその原因は以下の通りです。

>Microsoft Project が Project ファイルを表示する際に、メモリのリソースの割り当てを正しく検証しないことが原因で起こります。

想定される影響

遠隔の第三者により任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
マイクロソフトは本脆弱性の修正モジュールを提供しています。詳しくは、MS08-018 をご参照ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
マイクロソフト マイクロソフト セキュリティ情報 MS08-018

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.04.09における脆弱性分析結果  緊急

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory Technical Cyber Security Alert TA08-099A
Microsoft Updates for Multiple Vulnerabilities
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2008-1088
JVN iPedia JVNDB-2008-001265

更新履歴

2008/08/25
関連文書に JVN iPedia へのリンクを追加しました。