公開日:2025/09/12 最終更新日:2025/09/12

JVNVU#90637001
複数のSchneider Electric製品における複数の脆弱性

概要

Schneider Electricが提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2025-8449、CVE-2025-8448

  • EcoStruxure Building Operation Enterprise Server 7.x 7.0.2.348より前のバージョン
  • EcoStruxure Building Operation Enterprise Server 6.x 6.0.4.10001 (CP8)より前のバージョン
  • EcoStruxure Building Operation Enterprise Server 5.x 5.0.3.17009 (CP16)より前のバージョン
  • EcoStruxure Enterprise Central 7.x 7.0.2.348より前のバージョン
  • EcoStruxure Enterprise Central 6.x 6.0.4.10001 (CP8)より前のバージョン
  • EcoStruxure Enterprise Central 5.x 5.0.3.17009 (CP16)より前のバージョン
  • EcoStruxure Workstation 7.x 7.0.2.348より前のバージョン
  • EcoStruxure Workstation 6.x 6.0.4.10001 (CP8)より前のバージョン
  • EcoStruxure Workstation 5.x 5.0.3.17009 (CP16)より前のバージョン
CVE-2024-5056
  • Modicon M340 すべてのバージョン
  • BMXNOE0100: Modbus/TCP Ethernet Modicon M340 module SV3.60より前のバージョン
  • BMXNOE0110: Modbus/TCP Ethernet Modicon M340 FactoryCast module SV6.80より前のバージョン

詳細情報

Schneider Electricが提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • リソースの枯渇(CWE-400)
    • CVE-2025-8449
  • 情報漏えい(CWE-200)
    • CVE-2025-8448
  • 外部からアクセス可能なファイルまたはディレクトリ(CWE-552)
    • CVE-2024-5056

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 認証されたユーザによって、特別に細工されたリクエストを送信され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる(CVE-2025-8449)
  • ローカルのSMBトラフィックをキャプチャできる場合、機微な認証情報へアクセスされる(CVE-2025-8448)
  • 特定のファイルやディレクトリを削除され、ファームウェアがアップデート不可になったり、Webサーバーが正常に動作しなくなる(CVE-2024-5056)

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートが適用できない場合、ワークアラウンドの適用を推奨しています。

2025年9月12日時点、開発者はModicon M340を除く影響を受ける製品に修正版を提供しています。Modicon M340の修正版が提供され次第、修正版を適用してください。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。

参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-25-254-08
    Schneider Electric EcoStruxure
  2. ICS Advisory | ICSA-25-254-09
    Schneider Electric Modicon M340, BMXNOE0100, and BMXNOE0110

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia