公開日:2025/04/28 最終更新日:2025/04/28
JVNVU#90649144
セイコーエプソン製Windows版プリンタードライバーにおける不適切なファイルアクセス権設定の脆弱性
セイコーエプソン株式会社が提供するWindows版プリンタードライバーには、日本語以外の言語環境へのインストールまたは日本語以外の言語での使用を選択した場合に、不適切なファイルアクセス権設定の脆弱性が存在します。
影響を受けるプリンタードライバーは広範囲に及びます。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
セイコーエプソン株式会社が提供するWindows版プリンタードライバーには、日本語以外の言語環境へのインストールまたは日本語以外の言語での使用を選択した場合に、次の脆弱性が存在します。
- インストール時の不適切なファイルアクセス権設定(CWE-276)
- CVSS:4.0/AV:L/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:H/VI:H/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 8.4
- CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 7.8
- CVE-2025-42598
プリンタードライバーがインストールされているWindowsシステム上で、SYSTEM
権限で任意のコードを実行される可能性があります。
ユーザーのシステムを攻撃する目的で作成されたDLLファイルを、攻撃者が意図する場所にユーザが自ら配置することを想定しています。
対策ツールを適用する
開発者が提供する情報をもとに、ワークフォルダのアクセス権限を修正する「Epsonプリンタードライバーセキュリティサポートツール」を適用してください。
ベンダ | リンク |
セイコーエプソン株式会社 | Windows版 プリンタードライバーにおける脆弱性について |
この脆弱性情報は、次の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者:Private security researcher Erkan Ekici 氏