公開日:2022/12/28 最終更新日:2022/12/28

JVNVU#90679513
富士電機製V-SFTおよびTELLUSにおける複数の脆弱性

概要

富士電機株式会社が提供するV-SFTおよびTELLUSには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • V-SFT v6.1.7.0およびそれ以前
  • TELLUS v4.0.12.0およびそれ以前

詳細情報

富士電機株式会社が提供する表示器の作画ソフトウェアV-SFTおよび遠隔監視ソフトウェアTELLUSには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 境界外読み取り(CWE-125)- CVE-2022-46360
  • 境界外書き込み(CWE-787)- CVE-2022-43448

想定される影響

細⼯された画⾯データファイルを開くことで、情報が漏えいしたり、任意のコードが実⾏されたりする可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は、V-SFT v6.1.8.0、TELLUS v4.0.15.0において本脆弱性の対策を⾏っています(改善情報22C0H19)。

ベンダ情報

ベンダ リンク
富士電機株式会社/発紘電機株式会社 改善情報 22C0H19

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Michael Heinzl 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2022-46360
CVE-2022-43448
JVN iPedia