公開日:2020/03/31 最終更新日:2020/03/31

JVNVU#91247183
Vertiv Avocent UMG-4000 における複数の脆弱性

概要

Vertiv Avocent Universal Management Gateway UMG-4000 には複数の脆弱性があります。

影響を受けるシステム

  • UMG-4000 version 4.2.1.19

詳細情報

Vertiv Avocent Universal Management Gateway UMG-4000 は、Vertiv が提供するシステム管理アプライアンス製品です。UMG-4000 の Web インターフェースには以下の複数の脆弱性が存在します。

  • コマンドインジェクション (CWE-95) - CVE-2019-9507
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.2
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:S/C:C/I:C/A:C 基本値: 8.5
  • 格納型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2019-9508
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L 基本値: 5.9
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.5
  • 反射型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2019-9509
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L 基本値: 7.1
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • administrator として認証された遠隔の攻撃者により、root 権限で任意のコマンドを実行される - CVE-2019-9507
  • administrator として認証された遠隔の攻撃者により、名前にスクリプトを含むファイルが無害化されずに保存されるため、当該ファイル名が表示されるページにアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される - CVE-2019-9508
  • 一般ユーザとして認証されたユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される - CVE-2019-9509

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#944837
    Vertiv Avocent UMG-4000 vulnerable to command injection and cross-site scripting vulnerabilities

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2019-9507
CVE-2019-9508
CVE-2019-9509
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