公開日:2025/11/06 最終更新日:2025/11/06
JVNVU#92088475
三菱電機製MELSEC iQ-F CPUユニットのTCP通信におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性
三菱電機株式会社が提供するMELSEC iQ-F CPUユニットのTCP通信には、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。
- MELSEC iQ-F シリーズ
- FX5U-xMT/y, FX5U-xMR/z x=32,64,80, y=ES,DS,ESS,DSS, z=ES,DS 全バージョン
- FX5UC-xMT/y x=32,64,96, y=D,DSS 全バージョン
- FX5UC-32MT/DS-TS, FX5UC-32MT/DSS-TS, FX5UC-32MR/DS-TS 全バージョン
- FX5UJ-xMT/y, FX5UJ-xMR/z x=24,40,60, y=ES,DS,ESS,DSS, z=ES,DS 全バージョン
- FX5UJ-xMy/ES-A x=24,40,60, y=T,R 全バージョン
- FX5S-xMT/y, FX5S-xMR/z x=30,40,60,80, y=ES,DS,ESS,DSS, z=ES,DS 全バージョン
- FX5S-xMy/ES-A x=30,40,60,80, y=T,R 全バージョン
三菱電機株式会社が提供するMELSEC iQ-F CPUユニットのTCP通信には、入力で指定された数量の不適切な検証に起因するサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します(CWE-1284、CVE-2025-10259)。
遠隔の第三者によって細工されたTCP パケットを当該製品が受信すると、コネクションが切断されサービス運用妨害(DoS)状態になる可能性があります。
なお、攻撃を受けたコネクション以外への影響はなく、サービス運用妨害(DoS)状態からの復旧には、再度コネクションを確立することが必要です。
ワークアラウンドを実施する
開発者によると、本脆弱性への対策版のリリースは予定していないとのことです。
そのため、開発者は、軽減策・回避策の適用を推奨しています。
軽減策・回避策の詳細については、開発者が提供する情報を確認してください。
| ベンダ | リンク |
| 三菱電機株式会社 | MELSEC iQ-F CPUユニットのTCP通信におけるサービス拒否(DoS)の脆弱性 |
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
