公開日:2025/02/17 最終更新日:2025/02/17

JVNVU#92320053
オムロン製CX-Programmerにおける境界外読み取りの脆弱性

概要

オムロン製CX-Programmerには、境界外読み取りの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • CX-Programmer(*1)
    • CX-One Ver.4 (CXONE-AL□□D-V4) Ver.9.83およびそれ以前
(*1)CX-Programmerは、CX-Oneに含まれています

対象バージョンの確認方法は、開発者が提供する次のマニュアルの「機能一覧 バージョン情報」を参照してください。
  • CX-Programmer Ver.9.□ オペレーションマニュアル(SBCA-337)

詳細情報

オムロン株式会社が提供するCX-Programmerには、境界外読み取りの脆弱性(CWE-125CVE-2025-0591)が存在します。

想定される影響

細工されたファイルをユーザに開かせることで、情報漏えいが発生したり、製品がクラッシュしたりする可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、アップデートしてください。
本脆弱性は次のバージョンで対策されています。

  • CX-Programmer
    • CX-One Ver.4 (CXONE-AL□□D-V4) Ver.9.84およびそれ以降
対策バージョンの入手方法や更新方法についての詳細は、次のページを参照してください。
Sysmac Studio / CX-Oneバージョンアッププログラムインストール手順:サポートツール:オムロン

ベンダ情報

ベンダ リンク
オムロン株式会社 CX-Programmerにおける境界外読み取りの脆弱性

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

この脆弱性情報は、下記の方がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:Michael Heinzl 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia