公開日:2025/04/23 最終更新日:2025/04/23

JVNVU#92712150
複数のABB製品における複数の脆弱性

概要

ABBが提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ACS6080 ファームウェアバージョン LAAAA 2.10.0からLAAAB 5.06.1
  • ACS5000 ファームウェアバージョン LAAAB 4.03.0からLAAAB 5.06.1
  • ACS6000 ファームウェアバージョン LAAAA 2.10.0からLAAAB 5.06.1

詳細情報

ABBが提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • メモリバッファ―エラー(CWE-119)
    • CVE-2022-4046
  • 不適切な入力検証(CWE-20)
    • CVE-2023-37550、CVE-2023-37549、CVE-2023-37548、CVE-2023-37547、CVE-2023-37546、CVE-2023-37545、CVE-2023-37556、CVE-2023-37555、CVE-2023-37554、CVE-2023-37553、CVE-2023-37552、CVE-2023-37559、CVE-2023-37558
  • 境界外書き込み(CWE-787)
    • CVE-2023-37557

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • ユーザー権限でドライブにアクセス可能な攻撃者によって、ドライブへのフルアクセスを取得される(CVE-2022-4046)
  • ユーザー権限を取得した攻撃者によって、細工されたネットワーク通信要求を送信され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる(CVE-2023-37550、CVE-2023-37549、CVE-2023-37548、CVE-2023-37547、CVE-2023-37546、CVE-2023-37545、CVE-2023-37556、CVE-2023-37555、CVE-2023-37554、CVE-2023-37553、CVE-2023-37552、CVE-2023-37557、CVE-2023-37559、CVE-2023-37558)

対策方法

アップデートする
開発者は、本脆弱性に対応したファームウェアバージョン LAAAB 5.07を提供しています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートが適用できない場合、ワークアラウンドの適用を推奨しています。

詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
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CVE
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