公開日:2024/10/02 最終更新日:2024/10/02

JVNVU#92808077
ジェイテクトエレクトロニクス製Kostac PLC Programming Softwareにおける複数の脆弱性

概要

株式会社ジェイテクトエレクトロニクスが提供するKostac PLC Programming Softwareには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Kostac PLC Programming Software(旧名称:Koyo PLC Programming Software)Version 1.6.14.0およびそれ以前

詳細情報

株式会社ジェイテクトエレクトロニクスが提供するKostac PLC Programming Softwareには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 境界外書き込み(CWE-787
    • CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
    • CVE-2024-47134
  • スタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121
    • CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
    • CVE-2024-47135
  • 境界外読み取り(CWE-125
    • CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
    • CVE-2024-47136

想定される影響

Kostac PLC Programming Softwareのプロジェクトファイルの解析が不十分なため、攻撃者がKostac PLC Programming Software Version 1.6.9.0およびそれ以前のバージョンで保存したファイルを細工し、その細工されたファイルをユーザが開くことで、サービス運用妨害(DoS)状態となったり、任意のコードが実行されたり、情報が漏えいしたりする可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、Kostac PLC Programming Softwareをアップデートしてください。
開発者は、次のバージョンにおいて本脆弱性の対策を⾏っています。

  • Kostac PLC Programming Software Version 1.6.15.0およびそれ以降
アップデートは開発者が提供する次のダウンロードサイトから入手できます。 ワークアラウンドを実施する
開発者によると、Kostac PLC Programming Software Version 1.6.10.0およびそれ以降で保存されたファイルに対しては、改ざん防止機能が有効となっているとのことです。
そのため、Kostac PLC Programming Software Version 1.6.9.0およびそれ以前で保存したファイルに関しては、Kostac PLC Programming Software Version 1.6.10.0およびそれ以降で保存しなおすことで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社ジェイテクトエレクトロニクス 該当製品あり 2024/10/02 株式会社ジェイテクトエレクトロニクス の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Michael Heinzl 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-47134
CVE-2024-47135
CVE-2024-47136
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