公開日:2012/10/31 最終更新日:2012/10/31

JVNVU#936363
CA ARCserve Backup において任意のコードが実行可能な脆弱性

概要

CA ARCserve Backup には、任意のコードが実行可能な脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • CA ARCserve Backup for Windows r12.5
  • CA ARCserve Backup for Windows r15
  • CA ARCserve Backup for Windows r16

詳細情報

CA ARCserve Backup には、RPC リクエストの処理に問題があり、任意のコードが実行可能な脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、NT AUTHORITY\SYSTEM の権限で任意のコードが実行される可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに、各バージョンに対応するパッチを適用してください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
CA Technologies CA20121018-01: Security Notice for CA ARCserve Backup

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#936363
    CA ARCserve Backup opcode 0x7a RWSList remote code execution vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.10.31における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-2971
JVN iPedia